子供の誕生に伴い、従来の生活は一変します。
これは大げさでもなんでもなく、子ども中心の生活スタイルになるということです。
3時間おきの授乳、頻繁なおむつ替え、毎日の沐浴、などなど
特に、「時間」と「体力」の消費は格段に増えます。
しかし、出産前にやっておくだけで、子供をお迎えした後の生活が劇的に楽になる。あるいは夫婦ともに心のゆとりが持てる。
そんな方法があります。
今回は、私が出産前に
・やっておいてよかったこと
・もっとやっておけばよかったこと
をありのままお伝えします。
この記事を見て頂ければ
・ママ・パパが気持ちよく子育てをスタートできる
・夫婦ともに余計なストレスを抱えることなく子育てできる
・子育てしながらでも自分の(夫婦の)時間を作ることができる
を実現できると思います。
是非、以下のことを出産前にしっかりとやっておくことで、快適な育児ライフの手助けになればと思います。
1,出産後の手続きについて確認しておく
「出産後の手続きはパパの役割」という言葉をよく聞きますよね。
出産後のママの身体は交通事故に遭遇したのと同じくらいのダメージを負っているそうです。
松葉杖こそついていないですが、そのような状況であることを考えると、やはりパパが率先してやるべきですね。
でも
「そもそもどんな手続きがあるのか」
「何から手を付ければいいのか」
といった疑問を持っている方もいれば、そもそも考えることすらしていなかった。
という方もいると思います。ちなみに私も後者でした。
「その時になればなんとかなるだろ」という浅はかな考えのもと実際にその時を迎え、結果は散々。
出産後の手続きは、予習なしで迎えるにはあまりにも多く、またあまりにも煩雑でした。
そんな「出産後手続き難民パパ」のために必要な手続きリストや申請の順番を時系列でまとめた記事も書いていますので、是非ご確認ください。
2,断捨離しておく
当たり前のことですが、子どもをお迎えするということは、同居住人が増えるということです。
「人一人と言っても赤ちゃんなんだから、そんなに場所は取らないだろう」は大間違い!
(なんなら大人よりスペースが必要です)
多くのご家族は、ベビーベッドやベビークローゼットは出産前に準備しておくと思いますが、正直その準備だけでは全く足りません。
断言します。もっともっとスペースが必要になります!
具体的には、おむつやお尻拭きのストックスペース、頂いた出産祝いの保管場所(必要な時期がちょっと先のものを頂けたりもします)、お風呂場の沐浴セットの保管場所、台所のミルクセット置き場等など、挙げたらきりがありません。
我が家でも、妻と私がそれぞれで持っていたテーブルを処分したりと、ある程度片づけていたつもりでしたが、本当にあっという間にスペースが足りなくなりました。
結局出産後のバタバタの合間に不用品を少しづつ売りに行ったり、処分したりで都度スペースを工面してきましたが、あらかじめ十分なスペースを確保しておいたらよかったというのが大きな後悔ポイントです。
我が家ではベビークローゼットはニトリのものを使っていますが、組み合わせが多様でハンガーラックや抱っこ紐掛けもつけれるのでとても使い勝手が良いです。
インスタ投稿で詳しく紹介していますので、ぜひ見てみてください。
楽天ROOMにも対象商品一覧をまとめています。
部屋のスペースはもちろんのこと、物置などの収納スペースも十分に確保しておく、これは是非覚えておいてください。
3,家電を見直しておく
これは一見出産前の準備には関係ないと思われるかもしれませんが、実はかなり大事なポイントです。
特に、赤ちゃんのお世話でも使用する家電は、育児の効率を大きく左右することになります。
絶対に見直しておいたほうが良いです。
育児が絡む家電は意外と多く、洗濯機・テレビ(プロジェクター)・電子レンジ(哺乳瓶消毒)・空気清浄機・照明などです。
我が家はスペースの問題で断念しましたが、洗濯機は乾燥機付きにしておくと、干して乾燥させる手間が省けるので圧倒的に効率化できます。
また私のズボラ癖から、寝室にプロジェクターを置いて寝ながらYouTubeをよく見ているのですが、これが意外にも育児に大活躍。
寝る前のまどろみタイムにディズニー音楽やフェイクウィンドウという、疑似窓で様々な景色を楽しめる動画を流すことで、自然に眠りについてくれます。
実はプロジェクターはテレビと異なり、直接光を見るわけではないので、敏感な赤ちゃんの目にも優しいそうです。
プロジェクターで壁に投影したフェイクウィンドウ。
事前に見直したものの中で、一番やってよかったと感じているのは、寝室の照明をスマートライトに変えていたことです。
これは、簡単に言うとスマホで照明を操作できるというものですが、ただスイッチのオンオフをするだけでなく、光量や色味を調整できるのがポイントです。
夜授乳する際にはスマホで最小限の明かりをつけることで、覚醒することなく再び眠りに着けています。(授乳ライトもありますが、意外と明かりが心もとないのであまり使っていません)
こちらのインスタ投稿の中でも紹介しています。
それから、見直しではありませんが、繊細な赤ちゃんにとって大切な空気環境を整えるという意味でも、専門業者に頼んで空調をクリーニングしておくとママパパもすっきりした気持ちで生活することができます。
4,趣味との付き合い方を考えておく
もちろん程度の差はありますが、育児の時間が増える分、それまで時間を使えていたものに回す時間が減少します。
そしてそれは、どうしても趣味などの必要性の低いものから削られていくことになります。
私は自己紹介でも書いている通り、ゲームと映画大好き人間です。
ゲームは一度始めたら10時間は続けたいですし、映画は気に入った作品に出会ったらディスクを購入してコレクションするというちょっと極端な趣向です。
それでも子どもが生まれてからはゲームを全くしておらず、映画も月に2,3本程度しか見ていないにもかかわらず、ほとんどストレスはありません。
これは出産前にある程度覚悟して、少しづつ距離を置くようにしていたからかもしれません。
むしろ今は、趣味に没頭できないというネガティブな気持ちではなく、
「息子が大きくなったら一緒にどんなゲームができるのか」
「息子が成長の過程で悩んだりしたときに、都度おススメ映画をそっと紹介したい」
というちょっとした楽しみがあります。
趣味嗜好は人それぞれかと思いますが、
「今の趣味は子どもができた後も続けられそうか」
「難しそうなら自分はそれをどの程度我慢できるのか」
について考えておく必要があります。
しかしだからと言って、育児のために好きな趣味をあきらめる、というのは親の精神衛生上よくないと思います。
むしろ将来子どもと一緒に楽しむためにも、完全にやめてしまうのではなく、育児をしながら継続できるバランスを見つけておくことが大切です。
5,生活防衛資金を貯めておく
共働きの場合や、パパが育児休暇を取得する場合、どうしても切り離せないのがお金の心配ですよね。
特にお休みの期間が長くなればなるほど、フルで仕事をしていた時との収入の乖離が大きくなります。
しかし、お金のことが心配だからという理由で「パパの育児休暇は断念する」もしくは「育児休暇期間を短くする」、というのは個人的にはすごくもったいないと思います(もちろんそうせざるを得ない状況があることも理解します)。
とはいえ、できることならお金に左右されることなく、子どもと向き合う期間は最大限確保したいですよね。
お金はあくまで人生の選択肢を増やすための「道具」です。
子育てという人生の大イベントの選択肢を減らさないためにも、出産前(もっというと奥さんが妊娠する前)のうちから、しっかりと家計管理することで、数か月間(最低でも3か月程度)の生活費は預貯金で確保しておきましょう。
3か月と書いたのは、育児休業給付金の申請から支給までのおおまかな期間です(もっと長い場合もあります)。
以下の記事にて育児休業給付金などの給付タイミングも紹介していますので、是非ご確認ください。
また近年、国や企業も少しづつ子育て支援制度を拡充しています。
2025年4月からは、現在の育児休業給付に加えて、両親とも14日以上育児休業を取得すると賃金の13%が上乗せされ、合計80%になるそうです。
これは手取りにすると約10割に該当するようなので、ますます育児休暇取得の選択肢が広がりますね。
6,夫婦2人で行きたい場所に行っておく
これはよく言われていることですね。でも本当です。
子どもができると外出のハードルがぐんと上がります。
我が家では、妊娠が判明する2023年10月直前の夏に、遅めの新婚旅行で北海道へ行くことができました。
もし、あと少し時期がずれていたら行けなかったと思うので、これが息子の最初の親孝行だったんだなぁと二人で話していました。
私たち夫婦は、もともと外食は多くありませんが、それでも「たまには外で食べたいなー」と思います。
特に、気になっていたけど結局行っていなかった飲食店や観光地などは、もっと行っておいてもよかったと思います。
でもその分、子連れで行くのが楽しみな場所が増えました!
参考までに、子連れ外出時のお役立ち情報を2つ紹介します
現在位置の最寄りにある授乳室やおむつ替えポイントが簡単に検索できるので、急なおむつ替えなどにも対応できて安心。
アプリ版もあります。
②ベビーカー対応(バリアフリー)の経路検索 【Googleマップ】
Googleマップで行き先を検索する際、経路⇒公共交通機関のルートオプションから車椅子対応を選択すると、バリアフリールートを確認することができます。
最後に
今回子どもの誕生までにパパがやっておくべきことを6つご紹介しました。
とはいえ、まだ生まれてないのに、今から出産後の生活を想像して行動に移すのはとても腰が重いと思います。
それでも、今回のリストは私が本当に必要だと思う項目を抜粋しました。(本当はもっと書きたい笑)
仮に「すべて実践したけど、全くその通りじゃなかった」としても、家族の将来のことまで考えると、マイナスになることは何一つないはずです。
これから子どもが生まれて、念願の育児ライフがスタートするパパママの育児負担を減らしたい、というのもありますが、
それ以上にパパママには「子育てって思っていたより楽しいやん!」と思ってもらいたいのです。
この記事が、そのための手助けになればとてもうれしいです。
インスタやYouTubeもフォローお願いします。
Wrote this article
ぽんパパ
2024年6月に第1子(息子)が誕生した好奇心旺盛パパ(30代前半) 1年間の育児休暇を通じて、パパのための育児情報を発信中! 田舎が大好きで、これまで8県で居住(各県2年以上)。 【趣味】 映画⇒500本以上所持。 ゲーム⇒10時間ぶっ通しは余裕。 キャンプ⇒道具が好き、焚火も好き。 資産形成⇒20代で『老後〇〇万円問題』の純資産突破。